古代ギリシャ人が発見した神秘の野菜。ケールという野菜をご存じですか。

ケールはアブラナ科の緑黄色野菜で、青汁の原料です。人聞が生きていくうえで欠かせないビタミン、ミネラルがバランスよく含まれているので、スーパー野菜ともいわれています。食卓によくあがるトマトと単純に比較しても、ビタミンA(カロテン)は5.4倍、鉄分は4倍、カルシウムは31.4倍、ビタミンB2は7.5倍、ビタミンCは5.4倍、食物繊維は3.7倍も含まれているのです。

そのスーパー野菜ケール100%の青汁を飲んでいる方から、ガンから高血圧、糖尿病、動脈硬化、アトピー、便秘などがよくなった、治ったという嬉しい報告がたくさん届いています。ただの野菜の搾り汁にどうしてそんな効果があるのでしょうか?

ケールは、八百屋さんやスーパーの売場でも、姿をみかけることはありません。しかし欧米、特にヨーロッパでは古くから食卓にのぼっている野菜の一つです。私たちに大変身近なキャベツの原種で、原産地は古代ギリシャともいわれています。
野生種のケールを食べていた羊や牛が、大変に健康で長生きしていることに気づいた古代ギリシャの人たちが、ケールを栽培して自ら食べるようになったのです。その後、バイキングで知られるケルト人がギリシャに攻めいった際に、財宝の数々といっしょに、大切な自分たちの健康を守ってくれる財宝の一つとしてケールをもち帰ったのです。ケールという名で呼ばれるようになったのも、ケルト人がヨーロッパにもちこみ広めたからだといわれています。

活性酸素を無毒化する青汁のケール


 このケールが、医学者や現場の医師たちから熱い視線をあびているのは、活性酸素との関係が一つあります。ケールには、メラトリニンやセレン、ピラジンといった、活性酸素のグ毒u を無毒化する新発見の成分が含まれているからです。
切ったリンゴをそのままにしておくと、表面が茶褐色になります。鉄も、年数がたつと錆ついてボロボロになります。これらはみな、酸素が関係して起きる酸化現象です。酸素を吸ってエネルギー源にしている私たちの体のなかでも、同じような酸化現象が起きています。

酸化現象を起こしているのは、活性酸素です。活性酸素というと、なんとなく体にとっていいような響きをもっていますが、本当は大変な悪玉です。
たとえば、日本人の死因のトップであるガンの多くは、活性酸素が引き金になっています。私たちの体は、約60兆個の細胞でできていて、この一つひとつの細胞にガン遺伝子が10個以上あります。これらのガン遺伝子は、普段は眠ったままの状態でおとなしくしていますが、活性酸素が細胞膜を傷つけることによってガン遺伝子が目覚め、ガン細胞にしてしまうのです。

心筋梗塞や脳卒中の、おもな原因となっているのが動脈硬化です。この動脈硬化を引き起こすのも活性酸素です。まず、血液中の悪玉コレステロールが活性酸素によって酸化され、酸化コレステロールになります。そしてこの酸化コレステロールが血管のなかにはいりこみ、血管の壁が厚くなることで血の流れが悪くなったり、血管の弾力がなくなります。その結果、動脈がつまって心筋梗塞になったり、血管が破裂して脳卒中になるのです。
日本人の死因の1位から3位までを、ガンと心筋梗塞と脳卒中が占めています。つまり、それほど多くの人が、これらの病気に冒され、危険にさらされているのです。最新の医学が「万病の元」としているのが、活性酸素なのです。

免疫細胞を活発にし自然治癒力を高める青汁

 ケールの青汁には、私たちの自然治癒力を強力にサポートし、高める効果もあります。免疫細胞の一つで大食細胞とも呼ばれるマクロファlジは、私たちの健康に害をもたらす病原菌やウイルスを食べて無害化します。たとえば、私たちの体に侵入しようとするインフルエンザなどのウイルスは、まず皮膚や鼻やノドの粘膜で防御されます。この防御網を突破して血液中に侵入したウイルスなどを、マクロファージが食べてしまうのです。
青汁は、このマクロファージの働きに有益なことが分かっています。
さらに、別の免疫細胞であるナチュラルキラー(NK)細胞を、活発にする効果もあります。ナチュラルキラー細胞は、私たちの体のなかをガードマンのようにパトロールしています。そして、マクロファlジなどの防衛網を突破した病原菌とかウイルスが感染した細胞、あるいはガン細胞を発見すると、ただちにその細胞を殺して被害がほかの細胞におよばないようにします。

恐いダイオキシンを体内から排除する

 ダイオキシンは史上最悪の化学合成物質といわれ、その毒性は青酸カリの1000倍にもなります。ピコグラム(1兆分のlg)単位であらわされるように、ごくごく微量でも私たちの体に悪影響をおよほします。
このダイオキシンの、母から子への汚染 が問題になっています。赤ちゃんが生まれてからの母乳の問題だけでなく、胎児の段階で、すでに母親を通じてダイオキシンに汚染されている事実です。
胎児のときに、私たちの体はつくられます。大切なその段階で、猛毒のダイオキシンが影響するのです。特に、妊娠初期の胎児に対する化学物質の影響は、きわめて大きいとされています。発ガン物質というだけでなく、障害のある赤ちゃんが生まれたり、知能の発達が遅れたりします。そのほか、アトピー性皮膚炎との関連も疑われています。
ダイオキシンの毒性はまだまだありますが、ケールの青汁にはダイオキシンを体内に蓄積させずに排世したり、あるいはダイオキシンの体内への吸収を妨げて、毒性を弱める働きのあることが実験で証明されています。
ケールの青汁には、このほかにも不思議なパワーが、いっぱいつまっているのです。